萌ちゃん 6
中1の夏休み。
萌ちゃんが家に遊びに来てと言うので行ってみた。
電話で鼻息が荒い時は萌ちゃんがだいたいエッチなこと考えている時だった。
「いらっしゃーい。」
萌ちゃんがうれしそうに僕を部屋の中に招いた。
「どうしたの?急に。」
「うん、パパもママも出かけたから呼んだの。」
「またエッチなこと考えてんの?」
「え?何でわかるのー?」
「だって他にないじゃん。」
「他にないって...そんなことないと思うけどなあ。」
「今日は何?」
「これ見ようかなと思って。」
「それ何?」
「エッチなビデオ。」
萌ちゃんの手にはVHSのビデオがあった。
もうDVDが主流だったがビデオがまだ少し残っていた頃。
「恥かしいからカーテン閉めるね。」
萌ちゃんの部屋にはビデオとテレビの一体型のがあって、それにビデオをセットした。
かなり古そうな装置だったが、ビデオが再生された。
「そのビデオ萌ちゃんの?」
「ううん、パパの部屋から見つけちゃった。」
「あ、前にキスした時に言ってたパパの変なやつってそれ?」
「うん、パパがいない時にずっと探してたんだけど見つからなくて。」
「どこにあったの?」
「クローゼットの中だった。隠し場所変えたみたい。」
「よく見つけるなあ。で、それ見るの?」
「うん、いっしょに見よ。最初まで巻き戻さなきゃ。」
僕と萌ちゃんは床に並んで腰をおろした。
ふたり仲良く体育座りでビデオ鑑賞を始めた。
巻き戻しが終ると部屋の中がシーンとなった。
外からセミの鳴く声が聞こえてくる。
タイトルのようなものが映ったあと、キレイな女性が部屋に入ってきた。
何かインタビューを受けている。
「経験人数は?」 とか 「ひとりでいる時は何してんの?」 とか聞いている。
全然面白くない。
「萌ちゃん、早送りしようよ。」
萌ちゃんは目をギラギラさせて無言で見入っている。僕の言葉が聞こえていないようだ。
僕も仕方ないのでそのまま画面を見た。
やがてやたら筋肉質の男性が出てきた。
女性と濃厚なキスをしだした。
「あ、ホントだ...舌がチラチラ見えるね。」
「ね、大人のキスって舌と舌をからめてるでしょ。」
「ふーん、大人ってこんなふうにキスするんだ。」
「ここまで見てお父さんの机の中に戻しておいたの。」
「それで気づかれちゃったんだ。パパに何か言われた?」
「何かね...よそよそしかった。」
男性は女性の後ろにまわり、服の上から胸を揉みだした。
萌ちゃんの喉がゴクリと鳴った。
男性が女性の服を脱がせ始めた。
女性が下着だけの姿になった。
やがて女性の胸があらわになった。ブルンとした大きなおっぱいが画面に映った。
途端に僕の鼻息が荒くなった。
「雄太君、興奮してんの?」
僕はつい萌ちゃんの胸を見てしまった。
「こら、見比べないの。」
「...」
僕は萌ちゃんに軽く頭を叩かれた。
「あの女の人すごい胸おっきいね。」
「うーん...でも萌ちゃんのおっぱいの方が可愛いよ。」
女性のは大きいけど乳輪が黒っぽくて萌ちゃんのに比べると品がないように見えた。
男性は女性の下着をすべて脱がそうとしている。
僕と萌ちゃんの喉が同時にゴクリと鳴った。
女性の股間のところにモザイクが現れた。
「これってモザイクっていうやつ?」
「うん、たぶん...雄太君ってこういうの見るの初めて?」
「うん。萌ちゃんは?」
「私も。さっきのとこまで見てやめちゃったから。」
「そういえば何で見るのやめたの?」
「パパが帰ってきちゃったの。だからあわてて机の中に戻したの。」
男性が女性の足を開いた。
「何か黒っぽいね。」
「萌ちゃんのは全然黒くないよね。大人になると黒くなるのかなあ。」
「でもモザイクがあるからよくわかんないよね。」
「うん、ママのは毛が多いから黒っぽく見える時あるよ。」
「え?見たことあるの?」
「お風呂でね。」
「そんなこと見てんだ...」
「べつにそこばっかり見てるわけじゃないけど。」
男性が女性の股間を舐め始めた。
「いやあん、舐めてる。」
「え?そんなことするんだ。」
萌ちゃんが太ももをすり合わせ始めた。
「女性って舐められの好きなの?」
「わかんない。私まだそんなことされたことないもん。」
「だってオシッコの出るところでしょ。」
「うん...雄太君は私のアソコ舐めることできる?」
「ううん、わかんない。けど...萌ちゃんのだったら大丈夫...かな。」
「ホントお?何かうれしい。」
男性が全裸になった。股間にモザイクがかかった。
「うわ、すごいでっかい。」
「ホントだ。何かぼんやり光ってるよ。」
「黒っぽくって恐ーい...あれに比べたら私、雄太君の方がいい。」
「僕も大人になったらああなるのかあ...」
やがて、女性の頭が男性の下半身の方に行き、お互いの性器を舐め始めた。
「いやあん、何かこれすごおい。」
「萌ちゃん、顔が真っ赤だよ。大丈夫?」
萌ちゃんは太ももの間に両手をはさむような体勢になった。
僕も無性に股間をさわりたくなってきた。
萌ちゃんの息がさらに荒くなってきた。
僕の喉はカラカラだった。
「萌ちゃん、汗かいてるよ。」
「え?え?そう?いやだあ。」
「背中も。」
「ちょ、ちょっと暑いね。エアコンの温度下げようか。」
「え?これ以上温度下げたら寒いよ。」
「そ?そう?じゃあこのままにしとこうか。ハハ。」
めずらしく萌ちゃんが取り乱していた。
そして、男性が女性の中に挿入。
「あれがセックスなんだね。」
「あ...女の人気持ちよさそう。」
体位を変えてバックへ。
女性はよつんばいになっている。
「え?あんなカッコでやるの?」
「いやあん、すごおい。」
そして男性がフィニッシュ。ネバネバしたものを女性の顔へかけた。
「いやあん、顔にかけたあ。」
「あの女の人笑ってるよ。あんなものかけられてうれしいの?」
「すごいたくさん出たみたいだね。」
「僕はいつになったらあれが出るんだろう。」
「早く出るといいね。」
「早く出た方がいいのかなあ。でもクラスの男子ってけっこうその話してるよなあ。」
萌ちゃんが僕の股間を見た。
「やっぱりおっきくなってるね。」
「そりゃあこんなの見たらそうなるって。」
「すごく窮屈そう。痛くないの?」
「うん、別に痛くはないけど...窮屈なのは窮屈かな。」
「脱いじゃえば?」
「ん...別にこのままでいいけど...」
シーンが変わった。
さっきの女性が部屋にひとりでいる。
オナニーをしますと言った。
自分で服を脱ぎだし、おっぱいを揉みだした。
「これ、恥かしくないのかなあ。」
「いやーん、恥かしいわよ。見てる方が恥ずかしいもん。」
徐々に女性の口から声が漏れ始める。
女性が下着を脱いで股を広げた。局部がアップになった。
モザイク処理をしているとはいえ、何となく形や色がわかる。
その部分を自分でさわりだした。
女性の声が大きくなった。
萌ちゃんがさっきから横でモゾモゾしている。
「すごい気持ちよさそうだね。萌ちゃんもあんなことやるの?」
「え?私?私は...その...」
「萌ちゃんって大人っぽいからしてても不思議じゃないよね。」
「え?いやあん、私は...しないわよ。」
「ホント?全然しないの?」
「いや、全然しないってことは...」
「萌ちゃん...汗...」
「え?そ、そんなにかいてる?」
「拭いてあげるようか。タオルないの?」
「き、気にしなくっていいよ。」
「あっあっ、萌ちゃんあれ何?」
「え?どれ?」
女性がローターを持ち出した。
「あのピンク色のやつ、何だ?知ってる?」
「何だろう?見たことないけど。」
僕らはまだローターを知らなかった。
女性はそれを股間に押し付けてさらに悶え始めた。
「あれ、気持ちいいの?」
「ブーンって言ってるね。ビリビリ来るのかなあ。」
「萌ちゃん買ってみてよ。」
「いやん、どこに売ってんのか知らないもん。」
横で萌ちゃんが時々モゾモゾやりだすので気になってしょうがない。
やがて画面の女性の体がビクビクっとなった。
「ねえ萌ちゃん、あれ何?」
「いっちゃったんじゃない?」
「え?あれがいっちゃったってことなの?」
「うん...まあ」
「どんな感じ?」
「え?よ、よくわかんない...けど。」
「ホント?」
「う...うん...」
「萌ちゃんなら大人っぽいからあんなふうにいけるかもよ。」
「いやーん、恥かしい。」
またシーンが変わった。
今度はその女性のまわりにふたりの男性がいる。
「男の人が増えたね。」
「もしかして3人でするのかなあ。」
ひとりの男性が女性を羽交い絞めにし、もうひとりの男性が女性に体をさわり始めた。
「やあん、何かこれすごおい。」
萌ちゃんは身を乗り出して見ている。
女性は体の動きを封じられているのに、とても気持ちよさそうにしている。
「何かこれ、すごいドキドキしちゃう。どうしよう...」
萌ちゃんの食いつきがすごかった。
どんどん前に出て行って画面に近づいて行く。
僕はビデオより萌ちゃんの反応の方が楽しかった。
女性は下着を脱がされ、アソコを舐められている。
上半身はもうひとりが動けなくしているので下半身だけがクネクネ動く。
「やあああん、どうしよう。変な気持ち。ひやあ...ひあ、ひゃあ。」
「萌ちゃん、大丈夫?すごい汗だよ。」
僕は萌ちゃんの方が心配になった。
女性のアソコに指を突っ込んで出し入れしている。
出し入れの速度が速くなると、何か液体のようなものがたくさん噴き出てきた。
「あれ?オシッコ漏らしたの?」
「いやあんわかんない。でも黄色くないね。」
ふと萌ちゃんを見るとさかんに股間をさわっている。
「萌ちゃん、さっきの女の人と同じことやってんの?」
「え?そ、そんなことないよ。」
「だって、今...」
「何でもないよ。ちょっとね...」
「いきたかったんじゃないの?」
「そんなことないよ。」
「僕に気にしないでしていいよ。」
「そ、そんなんじゃないから...」
羽交い絞めにされている男性におっぱいを揉まれ、正面にいる男性がセックスを始めた。
「すごおい、ふたりにされてるのってこんなにすごいんだ。」
「何かいじめられてるみたいでかわいそうだよ。」
もうひとりの男性が場所を変え、股間のものを女性にくわえさせた。
「あの女性大変そう。」
「...」
セックスしている男性がまた女性の顔に精液をかけた。
「あ、またかけた。」
「ベタベタして気持ち悪くないのかなあ。」
もうひとりの男性も女性アソコに固くなったものを挿入した。
また女性は悶え始める。その男性はガンガン突いている。
「こっちの人動きがすごいね。」
「あの女の人痛くないのかなあ。」
「でも気持ちよさそう...」
「今、そんなにされたらこわれちゃう~って言ったよね。」
その男性も続けて女性の顔に精液をかけた。
「あれを女の人の中で出すと赤ちゃんができちゃうんだよね。」
「そうそう。雄太君もあれが出るようになったら気をつけてね。」
「いつになるかわからないけど僕、初めてのは萌ちゃんとしたいな。」
「私も。」
ビデオが終ったらしく画面が真っ暗になった。
「すごかったね。」
「うん、何か今すごい変な気持ち。」
萌ちゃんは立ちあがろうとしてよろめいた。
「あっ、大丈夫?」
僕が差し出した手がうっかり萌ちゃんの胸をつかんでしまった。
「あ、ご、ゴメン!!」
「あ、いや...大丈夫...」
「...」
「...」
「萌ちゃん、どうしたの?モジモジして。おしっこ?」
「ううん、違う。違うよ。あ、そうそう雄太君、もう夕方だけど帰らなくていいの?」
「そうだね。じゃあ帰ろうかな...」
何か萌ちゃんに追い出されるようにして僕は家に帰った。
夕日がまぶしかった。
僕は萌ちゃんに手を振ろうと思って振り返った。
しばらく待っても萌ちゃんの部屋はカーテンが閉まったままだった。
翌朝、僕は股間に異変を感じて目がさめた。
パンツの中を見ると昨日男性が出していたものと同じネバネバが大量に付着していた。
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